livre/livrer Akira Nihei Solo Exhibition
2019年9月6日(金)〜9月14日(土)
12:00〜19:00(日曜・最終日〜18:00/月曜・休)
livre/livre
書物とは、読者にとって純粋にして透明な塊(ステファヌ・マラルメ)
“思考する書物”をめぐるマルチメディア・インスタレーション作品。
紙片に浮かび上がる「ことば」がスクリーン上に再構成され、一連のテキストとなります。
だれかの言葉は、書物(livre)という塊となり、どこかに配達(livre)されることで、一つの思考としての像を結びます。
▶二瓶 晃 / Nihei Akira
1972年千葉県生まれ。大阪芸術大学建築学科卒業。京都市立芸術大学大学院美術研究科絵画専攻(造形構想)修了。同大学院博士(後期)課程メディア・アート研究領域満期退学。博士(美術)。
大学在学中より舞台美術家として活動、その後、メディア機器を使用したインスタレーション作品の制作を行う。建築的なオブジェを配置し音響・照明効果や映像で構成された空間は舞台美術との類似性が見られ、作品内におけるインタラクションは時に鑑賞者を役者としての存在に変容させる。テクノロジーを取り入れつつも、古典文学や哲学などを引用したコンセプチャルな作品は、独自の世界観を作り出している。近年の主な展覧会に「still moving」(元崇仁小学校/京都、2015)、「DAS SCHLOSS」(ギャラリー16/京都、2016)、「The Dream of Vanishing」(ベラクルス州立大学美術造形研究所ギャラリーフェルナンド/ハラパ・メキシコ、2016)、「再生花园 Garden of Rebirth」(藝倉美術館/上海、2017)などがある。
現在、京都市・福岡市在住、福岡女学院大学人文学部准教授。