ギャラリー16トップ

ギャラリー16トップ
Exhibitions

伊東宣明 個展 生きている/生きていない 2012-2017

Nobuaki ITOH solo Exhibition

2017年12月12日(火)〜12月24日(日) 
12:00〜19:00(日曜・最終日〜18:00/月曜・休)

*会期を延長して12月24日(日)まで開廊いたします。

  

「生きている/生きていない」
 作者自身が心臓の音を聴き、心音に合わせて肉の固まりを叩く映像。
 通常私が聞いている「音」を他者に100%伝える事は不可能であり、映像の中の私が「生きている」事を他人に伝える事は同様に困難である。この映像は作者自身の心音に合わせて、「死んでいる肉」を叩き、作者が「生きている事」を他者へ伝える事を目的としている。この映像が続く限り映像の中の私は「生きている」のである。
 また一年に数回、場所を変え同じ映像を制作している。これは徐々に年をとる身体の記録でもあり、「生きている」身体から「生きていない」身体への過程を晒す行為でもある。
 なお古い映画の心臓の効果音は生肉を叩いて音を作っていた。

 

伊東 宣明 Nobuaki ITOH
1981年 奈良県生まれ
現在は京都を拠点に活動中

・学歴
2016年 京都市立芸術大学大学院美術研究科 メディア・アート専攻(博士後期課程)修了・博士(美術) 学位取得
2009年 京都市立芸術大学大学院 美術研究科 絵画(造形構想)専攻(博士前期課程)修了
2006年 京都造形芸術大学 映像・舞台芸術学科 映像芸術コース 卒業

・個展
2016 アートと芸術家 – WAITINGROOM(東京)
2015 動物(習作)- アートスペース ゼロワン(大阪)
   アート(AM Ver.)- アンテナメディア(京都)
   アート – 愛知県美術館(愛知)
2014 0099 – 海岸通ギャラリー・CASO(大阪)※Itoh+Bak名義による個展
   芸術家と預言者 – HAGISO(東京)
2013 芸術家 – アンテナメディア(京都)
2011 預言者 – 京都市立芸術大学ギャラリー@KCUA(京都)
2010 回想の遺体 – 立体ギャラリー射手座(京都)
2009 1+1=1 – 立体ギャラリー射手座(京都)
   短編 – 海岸通ギャラリー・CASO(大阪)
2008 1+1=1 – 海岸通ギャラリー・CASO(大阪)
   幻視者/質問者と演者 – ギャラリー16(京都)
2007 BODY SOAP – 立体ギャラリー射手座(京都)
2004 delusive skin – 立体ギャラリー射手座(京都)

・主なグループ展
2016 S-HOUSEミュージアム開館記念展 – S-HOUSEミュージアム(岡山)
2015 GRAVEDAD CERO – Matadero Madrid(マドリード・スペイン)
   学園前アートウィーク 2015 – 淺沼記念館(奈良)
   Still moving @KCUA – 京都市立芸術大学ギャラリー@KCUA(京都)
2014 牛窓・亜細亜藝術交流祭 – 瀬戸内市美術館・牛窓シーサイドホール(岡山)
   Hairy Soy Source, Soap and Ten Statements for an Artist – MIACA(香港)
   egØ-「主体」を問い直す- – punto(京都)
2013 ニュイ・ブランシュ KYOTO2013 – 京都市立芸術大学ギャラリー@KCUA(京都)
   岐阜 おおがきビエンナーレ2013 – 情報科学芸術大学院大学[IAMAS](岐阜)
   美意識の変容 – 大阪市中央公会堂(大阪)※シンポジウムに伴うグループ展
2012 Transmit Program#3《Metis -戦う美術-》- 京都市立芸術大学ギャラリー@KCUA(京都)
2011 DONATIONS! 東日本大震災被災地のために – GURA(京都)
2010 わくわくKYOTO – 元立誠小学校(京都)
   スモールミュージアム2010 – ギャラリー揺(京都)
   レゾナンス 共鳴 人と響き合うアート – サントリーミュージアム(大阪)
2009 NONAME –KYOTO – 旧 立誠小学校(京都)
   NONAME –YOKOHAMA – 横浜ZAIM(神奈川) 
   京都市立芸術大学制作展 第3会場 -学内展- – 京都市立芸術大学構内(京都)
2008 芸術系大学作品展2008~ART UNIV.2008~ – 元 立誠小学校(京都)
   京都市立芸術大学制作展 第3会場 -学内展- – 京都市立芸術大学構内(京都)
2007 第10回岡本太郎現代芸術賞(TARO賞) – 川崎市岡本太郎美術館(神奈川)
   四条ストリートギャラリー – 中央三井信託銀行(京都)
2006 S T A I R S – 海岸通ギャラリー・CASO(大阪)
   映像芸術コース卒業制作展 – ギャラリーRAKU(京都)
2005 F R A M E PLUS Hisao MATSUURA – 海岸通ギャラリー・CASO(大阪)
2004 京都アートアニュアル – 京都造形芸術大学・高原校舎(京都)

・ビデオスクリーニング
2016 Screening ‘Melting Point’+TEGAMI Project from Hamburg – The Third Gallery Aya(大阪)
   Melting Point – FRISE(ハンブルク・ドイツ)
   Tokyo Lift-Off Film Festival 2016 オフィシャルセレクション – UPLINK(東京)
2015 13e Festival international Signes de Nuit :フォーカスジャパン – Maison du Japon(パリ・フランス)
   イメージフォーラム・フェスティバル2015(東京・京都・愛知・福岡・横浜)※招待作
2009 ナレーションの新しいデザイン – イメージフォーラム・シネマテーク(東京)
2006 語り派-ストーリーテリングの実験 – イメージフォーラム・シネマテーク(東京)
2005 ヤング・パースペクティヴ2005 – イメージフォーラム(東京)
2004 BIWAKOビエンナーレ – トキワ館プロジェクト トキワ館(滋賀)
   ヴィデオ・サーカズム – 関西ドイツ文化センター(京都)

・アワード
2012年 群馬青年ビエンナーレ2012 入選
2009年 京都市立芸術大学制作展 奨励賞
2007年 第10回岡本太郎現代芸術賞(TARO賞)入選
1999年 (小説)文學界新人賞 最終選考候補作

・アーティスト・イン・レジデンス
 2015年 トーキョーワンダーサイト 平成27年度二国間交流事業プログラム(マドリード・スペイン)

・パブリックコレクション
 S-HOUSEミュージアム(岡山)

▶アーティストウェブサイト
http://nobuakiitoh.com