ギャラリー16トップ

ギャラリー16トップ
Exhibitions

living will:01 KOSUGI+ANDO Sleepless Babies −眠れぬ子らのために

living will:01 KOSUGI+ANDO Sleepless Babies

2017年1月14日(土)〜1月28日(土) 
12:00〜19:00(日曜・最終日〜18:00/月曜・休)

  

私たちが立ち入ることを許されぬ場所で
眠ることも出来ずにいる<彼ら>に向けての
そして眠れぬ私たち自身への子守唄

KOSUGI+ANDO(小杉美穂子・安藤泰彦)による
6年ぶりの新作インスタレーション

 

living will〔リビング・ウィル〕
大自然の恩恵と脅威。人的環境の繁栄と破綻。人への寛容、そして傲慢…。
私達はあらゆる接点から生じる苦悩や葛藤、哀歓を携え、それらを心身に刻み込み、淘汰しながら生きています。その時々に揺れ動く感情があるように、表現者はそれらを昇華し作品を創り出します。自然災害や理不尽な争い、原発存続の是非、地球温暖化、宇宙開発、AI(人工知能)そして心身を蝕む病など、現代を生身で感じる表現者だからこそ、創造される作品には “ 今を生きる意思(living will)”が内包されているのです。後世へと継承されるべき「living will」を今後シリーズで開催いたします。
ギャラリー16 塩田京子
 

KOSUGI+ANDO Biography

1983年〜1989年
京都「ギャラリー16」と『京都アンデパンダン展』を交互に展示空間として用い、二者の対話によって紡ぎ出される作品形態を模索する。
物語、記憶、対話、夢などをモチーフに、観客がその歩行によって読み進める迷路状あるいは複数の部屋からなる巨大インスタレーションを制作する。

1990年〜1998年
インスタレーション空間に、映像、音響が加わり、コンピュータで制御された時間的変化をもつ空間内に観客が闖入するような形態をとる。
また東京や海外での作品展示が増え、臓器移植、原子力発電などの社会的問題、あるいは場所性を問い直す作品が現れる。

1999年以降
「KOSUGI+ANDO」二者の作品に加え、吉岡洋(美学)、伊藤高志(映像)、稲垣貴士(音響)とのコラボレーション「BEACONプロジェクト」が開始する。
また京都市あるいは大垣市などの地域での展覧会企画・運営に関わる。2011年3月11日の東日本大震災を契機に、社会的問題を日常の生活の中から問い直す作品や展覧会企画を展開する。
 

▶KOSUGI+ANDO HP
http://project.shiftweb.net/KosugiAndo/