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Exhibitions

樫本さや香 漆展

残響の形

▶会場:galerie16|APERTO
2017年5月16日(火)〜5月21日(日) 
12:00〜19:00(最終日〜18:00)

  

樫本さや香 Kashimoto Sayaka

1983 徳島市に生まれる
2001 京都市立芸術大学 美術学部工芸学科入学
2007 同大学大学院修士課程修了

2004 京都市立芸術大学作品展にて京都市長賞・買上賞受賞
2006 同上作品展にて奨励賞受賞
2006 うるおい漆展にて入選2013 六花亭文庫 六花ファイルに選出される

2004 個展『うるしで描く小宇宙』(café gris-gris)
2005 個展『なないろうるし展』(ギャラリー花杏豆
)
2006 グループ展『京都発 漆粘土の可能性 展』(ギャラリーにしかわ)
2006 3人展『ゆめののはら』(空 鍵屋)

2008 グループ展『木と器の造形展~花とうつわ~』(美山かやぶき美術館)

2009 個展『ポッカリチョウチンゴケな日々(リメイク工房shimaco)
2013 グループ展『荘る・着飾る作品展』(MANIFESTO GARELLY)
2013 2人展『kaleidoscope ウルシ×ニホンガ二人展』(櫻ギャラリー)
2015 グループ展『アーティストによるオリジナル釜敷&香合と富士山型うちわと捶撥展』(細見美術館 古香庵)
※他、展覧会多数参加※

▶ステートメント
今回の展覧会は、『感覚の融合(主に聴覚と視覚)を』テーマにしています。
私は、音を聴くと音の形や色が見える、音の触覚を感じるという、『共感覚』という特殊な知覚現象の持ち主で、幼い頃からこの感覚には悩まされたり、苦しめられたりすることが多くありました。
でもその分、普通の人には知覚出来ない美しい音の動きや、癒される音の手触りに何度も励まされてきました。
共感覚者はたくさんいるわけでもないし、同じ共感覚者であっても、同じ景色がみえたり感じたりするわけではありません。
私の見える、感じる世界を知ってもらいたい。もし、共感覚に関わらず、他人と違った感覚を持っていて、孤独を感じている人がいれば、いろんな感覚の人間もいるもんだ、と作品を見て少しは楽になってもらいたい。
そういった動機から、感覚の融合シリーズの制作を、学生時代から始めました。
作品の融合シリーズを発表する時は、マイノリティの作る作品というふうに見られがちですが、マジョリティであろうがマイノリティであろうが、楽しんで作品を見て、触って、心に何かを持ち帰ってもらいたい、それが私の、ものを作る活力です。