-開廊時の作家の表現-
岩田重義
柏原えつとむ
榊 健
庄司 達
高﨑元尚
中馬泰文
寺尾恍示
野村 耕
橋本典子
平田洋一
三島喜美代
宮本浩二
植松奎二
ジェームズ・リー・バイヤーズ
林 剛
三島茂司
2023年6月13日(火)〜7月2日(日)
12:00〜18:00(月曜・休)
■トークイベント申込は終了しました■
*6月24日(土)14〜16時はトークイベント開催のため展示作品をご覧頂けない場合がございます。予めご了承ください。
▶展示風景VRページでご覧いただけます!(新しいページで開きます)
1962年9月末、ギャラリー16が開廊した頃は、国公立の美術館はまだ少なく、画廊もまた現代美術に特化した発表の場としては関西圏には一つとしてなく、知り合いの作家などはいつも発表の場がない事を嘆くという現状であった。ギャラリー16はそのような作家からの熱気を受けて開廊した。時代は1960年代、世の中は高度経済成長に浮かれ、表現の世界も多様化が進み、アートの現場・画廊には美術の概念そのものの殻を破る表現が多く現れるようになった。
その翌年、大阪に「画廊あの」が出来、その次の年 京都に「紅画廊」、さらに次の1965年には「信濃橋画廊」が大阪に開廊することにより、そのような美術現場の状況はこの4軒の画廊がしばらく引き受けたといっても過言ではない。
国立近代美術館京都分館は1963年4月に「現代絵画の動向」展で開館し、1964年から1970年まで「現代美術の動向」展と名を改め絵画以外の表現もとり込んで展覧会が開かれた。
その頃は若い作家の作品動向をみせる展覧会が国立の美術館で開かれること自体が画期的で、どの年の動向展にも、出品依頼を受けた作家は心躍らせ、チャンスを目一杯生かそうと張り切っていた事を思い出す。
前述の状況を経験したギャラリー16は、当時 画廊での作品発表が国立近代美術館の動向展につながった作家の内、12人の展示可能な作品を構成すると共に、動向展には出品することはなかったが、ギャラリー16として、はずせない作家・植松奎二、ジェームズ・リー・バイヤーズ、林剛、三島茂司の4作家の作品または記録写真などを展覧する企画展、「THE GREAT WALL 1963-1970—開廊時の作家の表現—」として開催する。
■■■ トークイベント ■■■
◉申込数が定員に達しましたので、トークイベントの申込を終了いたしました◉
展覧会のサブタイトルー開廊時の作家の表現ーにあるように、ギャラリー16が開廊し美術と係りをもち始めた頃、時の差は少しあるものの、平野さんも又京都市美術館の学芸員として、当時の作家の表現と向き合われた頃だと思う。
そして、1963年4月に開館した京都国立近代美術館では、今年60年の節目として開館時の「現代美術の動向展」をベースにした「Re:スタートライン1963-1970」が担当の牧口さんにより開かれている。彼女も当時の美術の一部に触れる事となり、三者三様に経験した事柄など話し合うというトークイベント。
平野重光(元京都市美術館学芸課長)
牧口千夏(京都国立近代美術館主任研究員)
井上道子(ギャラリー16 オーナー)
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日時:2023年6月24日(土)14時〜16時
会場:ギャラリー16
定員:30名(先着順)*定員に達しましたので、申込は終了しました。
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