Akira Takagi
2016年11月22日(火)〜12月3日(土)
12:00〜19:00(日曜・最終日〜18:00/月曜・休)
路上の影
昨年の夏、樹を見るために湖畔まで行く。そんな散歩の帰り道、自分のつま先と路上の影だけ見ながら歩く。光、影、光、影、光、影。
「光そのものは見えない.だから描けない.だが光が射せば物は見える.目に見える世界を描くことはできる」(映画『オランダの光』より)
物の姿をなぞること。それはこの世界に満たされている光を影で縁取ることだと考えていた。しかし、影はどこまでも透過して、その底は分からなかった。影そのものもまた見えないのだ。
今、そこに見た、と思っていたもの。そこには何があったのだろう。わたしは何を見ているのだろう。
▶鷹木 朗 Akira Takagi
1957生れ・京都市立芸術大学大学院修士課程修了(油画)
1980 ジャパンエンバコンクール、吉原治良賞展(大阪府立現代美術センター)
1983-91 CONTACT’83-’91(京都府立文化芸術会館)
1999 アートドキュメント’99 —アジアの森から—(金津創作の森・福井)
1999 金山平三賞記念美術展(兵庫県立近代美術館)
2002 新鋭美術選抜展(京都市美術館)
2003 CAP EXHIBITION「party」(CAP HOUSE・兵庫)
2009-10 架空通信 百花繚乱展(兵庫県立美術館ギャラリー)
2012-14 尼崎アートフェスティバル(尼崎市総合文化センター美術ホール)
1979-2015 個展27回(ギャラリー16・京都、信濃橋画廊・大阪など)
他、グループ展多数