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Exhibitions

由井武人 個展

Takehito Yui solo exhibition

2021年10月26日(火)〜11月6日(土) 
12:00〜18:00(月曜・休)

  

▶展示風景VRページでご覧いただけます!(新しいページで開きます)

由井武人 個展「ミラーリング/Mirroring」」 ステートメント

絵を描く合間に古い骨董の雑誌をながめていると、レリーフ状の石仏の写真が載っていた。風化が進みほとんど自然の石に見えるそれは、それでも微かに人型らしき痕跡を残していた。この石の塊が仏の姿というイメージから自然の石そのものに還る境界はどこにあるのだろう?その境界は見る側の想像力に委ねられ、そのありようは絵画のそれと似ているように思えた。

言葉になるかならないかの境界。

個人的な直感として、人類が絵を描きはじめたのと言語を使い始めたのはほぼ同時ではないかと思っている。そしてそれは幼児の描画様式の変遷において行為先行からイメージ先行に切り替わる境界と同じかもしれないとも。その境界で絵を描きたいと思っている。

 

 

 

由井武人  YUI TAKEHITO

1979年 京都に生まれる
2002年 京都造形芸術大学洋画コース卒業(現京都芸術大学)
2003年 混沌から躍り出る星たち2003 (スパイラル/東京)
2004年 京都造形芸術大学大学院修士課程修了(現京都芸術大学)
2005年 Xhibitions #01 (miho katuragiギャラリー/京都)
2006年 Almost painting (ギャラリー山口/大阪)
Xhibitions #03 (ギャラリーRAKU/京都)
2008年 個展「 ある日描いた器を太陽と呼ぶ 」(立体ギャラリー射手座/京都)
2009年 「 Cloud 」(ルーチェベルテ/愛媛)
個展「 ある日描いた器にとまる蝶 」(立体ギャラリー射手座/京都)
2010年 「京都造形芸術大学通信教育部教員25人展」(ギャラリーヒルゲート/京都)
2011年 「ORA展vol.3」(コートギャラリー/東京)
「谷崎潤一郎の愛した宿にてーそれぞれの隈を考えるー」(祇園森庄/京都)
2012 年 GEISAI#17(東京)
「 物が語る 」(イムラアートギャラリー/京都)
2013年 「 ACTアート大賞展 」最優秀賞 (ACTギャラリー/東京)
「 トーキョーワンダーウォール2013 」(東京都現代美術館)
2014年 「 京都府美術工芸新鋭展 」 (京都府立文化博物館)
個展「ある日の空のあるべきようは」(ACTギャラリー/東京)
2015年 個展「景々として世」(ギャラリー恵風/京都)
2017年 「宮本三郎デッサン記念大賞展2017」(府中市美術館/東京)
2019年 個展「エコラリアス」(ギャラリー16/京都)