〈Discover Japan ? 〉Shoji Satoru Solo Exhibition
2021年4月6日(火)〜4月17日(土)
12:00〜18:00(月曜・休)
庄司 達は、1960年代より布を素材とした造形作品やインスタレーションを展開してきました。「赤い布による空間シリーズ」や「CROTH BEHINDシリーズ」など、大きな布を天井から下がる無数の糸で吊るした作品や、布が裂ける限界ギリギリまで生地を引っ張った作品など、やわらかな布の持つ特性を生かした表現をしてきた美術作家として知られています。
1970年第10回日本国際美術展「人間と物質」に出品する際庄司は、コピーした新聞紙と52枚の新聞紙を展示し話題を呼びました。今回は1972年ギャラリー16での個展で展示していた「コピーによる作品」を展示します。市販の絵はがきを拡大白黒コピー写真に伸ばしパネルに張る、その上に朱色の線を描き加える、対象の形を部分的になぞったり、図柄に関係なく枠組みしたものなど直線や曲線の朱色の線が画面に加えられているのである。既存の絵はがきのよく見かける風景に朱色の線が入る事で見え方が変わってくる、それは既存のものの認識のしかたをどこかクールに打ち破っていたり裏切っていたり・・・49年たった今再認識してみてはどうでしょうか?
この展覧会は2020年4月14日から開催していましたが新型ウィルス感染拡大防止の為緊急事態宣言が発令され4月17日をもって終了となりました、それから約1年後作品を数枚入れ替えての再展示となります。