−予め失われた真理のために
人長果月・二瓶晃
2016年5月10日(火)〜5月21日(土) 12:00〜19:00(最終日〜18:00)
フランツ・カフカの『城』をモチーフに二名の作家の作品で展開されるマルチメディア・インスタレーションである。近づくほどに近づけない空虚な存在としての城。存在が不確かであること自体がその存在を強固にする。不確かなイメージと、確かな私をめぐる物語。真理は失われたことがあるのか、そもそも見いだされたことの無いものを失うことが出来るだろうか。